デザインについて
このページは、シルクスクリーンプリントで使用するデザイン原稿を作る際のアドバイスや注意点などデザインに関する情報を掲載したページです。
デザインの作り方
ここでは、手書きデザイン原稿を作る際のアドバイスと注意点、パソコンで制作した原稿データの入稿条件と注意事項を掲載しています。
オリジナルプリントのデザイン原稿は、パソコンのデザインソフトやスアホのアプリがなくても紙とペンがあれば簡単に作れます。原稿の制作でお困りの方や原稿制作でご不明な点がある方はお気軽に当店へお問い合わせ下さい。
プリントする事ができる場所と大きさの目安
当店でデザインをプリントする事ができる場所と各商品ごどのプリントできるデザインの大きさの目安です。使用する商品やデザインの大きさなどの条件によってはプリントが出来ない場合がありますのでご了承ください。
Tシャツ(半袖Tシャツ・長袖Tシャツ)
※サイズ表の数値は【横幅×縦幅】をセンチメートル(cm)表記で掲載しております。
プリント位置/サイズ | 80〜90cm | 100〜110cm | 120〜130cm | 140〜150cm | 160cm〜 |
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A.前面 | 15×15 | 20×20 | 22×22 | 27×30 | 30×30 |
B.背中 | 15×15 | 20×20 | 22×22 | 27×30 | 30×30 |
C.袖(半袖) | 不可 | 8×7 | 8×7 | 8×7 | 10×9 |
D.袖(長袖) | 不可 | 不可 | 不可 | 7×30 | 7×30 |

ポロシャツ(ポケットあり・ポケットなし)
※サイズ表の数値は【横幅×縦幅】をセンチメートル(cm)表記で掲載しております。
プリント位置/サイズ | XS〜 |
---|---|
A.胸 | 10×10 |
B.背中 | 30×30 |
C.袖 | 10×5 |

スウェット(トレーナー・プルオーバーパーカー・フルジップパーカー)
※サイズ表の数値は【横幅×縦幅】をセンチメートル(cm)表記で掲載しております。
プリント位置/サイズ | 110cm | 130cm | 150cm〜 |
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A.前面 | 20×20 | 25×25 | 30×30 |
B.前面 | 20×12 | 25×15 | 30×15 |
C.胸 | 8×8 | 10×10 | 10×10 |
D.背中 | 20×20 | 25×25 | 30×30 |
E.袖 | 5×25 | 5×25 | 10×30 |

ナイロンジャケット
※サイズ表の数値は【横幅×縦幅】をセンチメートル(cm)表記で掲載しております。
プリント位置/サイズ | S〜 |
---|---|
A.胸 | 10×10 |
B.背中(ベンチレーションなし) | 30×30 |
C.背中(ベンチレーションあり) | 25×20 |

プリントする事ができない場所
シルクスクリーンプリントは、生地と版を密着させて版の穴からインクを押し出してプリントをおこないます。版と生地が密着していないとプリント加工がおこなえないため、下記のような場所へのプリントは受付けておりません。
- 首リブを跨いだプリント。
- 縫い目の上を跨いだプリント。
- プリント台にセットしても平らにならない箇所へのプリント。
- ファスナーの上を跨いだプリント。
手書きで原稿を制作する場合
手書き原稿はどんな状態で渡せば良いのか?
- 実物大の大きさで「真っ白い紙」にサインペンなどで「黒」ではっきり書いて下さい。
- 前面と背中プリントは、20cm×29cm(A4用紙)以内が基本サイズ。左胸のワンポイントは最大で12cm×12cm、袖のワンポイントは最大で10cm×10cmが適当な大きさです。
- 完全版下(修正の必要がない原稿)の場合は、そのままプリントする版の製作(製版)の行程へ進み、商品にプリントをしてオリジナルグッズの完成となります。
- カット(絵)の修正や文字の写植(書体を選んで置き換える作業)など、完全版下を作れないお客様は当店でお手伝いいたしますのでご相談ください。
手書きで原稿を作る際のチェック&アドバイス
- デザイン原稿の「イラスト」や「文字」に使われている線の太さが1ミリ以下の細い線は、プリント作業中にインクが目詰まりを起こして線がカスレてしまいます。そのため、デザイン原稿を作る際は出来るだけ太い線で制作して下さい。
- デザイン原稿の「イラスト」や「文字」の線と線の間隔が1ミリ以下の場合、インクが線と線の間に入り込みベタ塗りの状態になってしまいます。
そのため、デザイン原稿を作る際は出来るだけ間隔を意識して制作して下さい。 - デザイン原稿のカスレた箇所はマジックやサインペンで真っ黒に塗りつぶして下さい。
- デザインを書く道具で、「鉛筆」・「色鉛筆」・「蛍光ペン」などの薄い色で描かれたものは、そのまま原稿として使用する事はできません。(修正すれば可)
- デザイン原稿の汚れは修正液で必ず修正して下さい。
- 多色プリントの原稿は色ごとのデザインを描くか、別紙に色分けが分かるよう指示を書き込んでおいてください。


校正(デザイン原稿の確認作業)について
当店ではお客様から修正・写植の依頼を受けたデザイン原稿は、作業終了後に必ずお客様にデザインを校正(確認作業)をお願いしています。お客様から原稿の校正完了のご連絡をいただいた後、プリントする版の製作作業に入ります。
なお、校正完了後に発生した問題(誤字や脱字など)には責任を負えませんのでご承知下さい。お客様からの校正完了の連絡が遅れた場合、納品が遅れる事がありますのでご了承下さい。
校正作業の注意事項について
- 校正完了後に発生した問題(誤字や脱字など)には責任を負えませんのでご承知下さい。
- お客様からの校正完了の連絡が遅れた場合、納品が遅れる事がありますのでご了承下さい。
デザイン制作の際の注意事項
シルクスクリーンプリントで多色刷り(2色以上の色)を行う場合
シルクスクリーンプリントでは、プリントする色ごとに版を製作する必要があります。
そのため、プリントに使用する版の枚数が増えると1枚あたりの単価が上がります。
1カ所にプリントできる色数について
当店で1ヶ所にプリントする事ができる最大の色数は6色です。色数を6色以上の使用しているデザインやフルカラーは不可です。
ナイロン製品への多色刷りについて
ナイロン製生地の商品は、インクを乾燥させるために何回も熱乾燥させると生地の収縮を起こしプリント位置がズレてしまうため、
デザインの線の太さについて
デザイン原稿の「イラスト」や「文字」に使われている線の太さは1ミリ以上でお願いします。
プリント中にインクの目詰まりが発生して線がカスレてしまいます。
デザインの線の間隔について
デザイン原稿の「イラスト」や「文字」に使われている線と線の間隔は、1ミリ以上空けて下さい。
開いていない場合、インクが線と線の間に入り込みベタ塗りの状態になってしまいます。
受付ける事ができないデザイン原稿について
当店で受付る事ができないデザイン原稿は下記のものです。
「著作権」・「肖像権」・「登録商標」などを許可なく使用したデザイン
当店では、「著作権」・「肖像権」・「登録商標」などを許可なく使用したデザインは受付けておりません。(当店が法律上、倫理的問題があると判断したもの)
※権利者から使用許可を得ている場合は証明できる書類をご提出ください。
6色以上の色を使用しているデザイン
シルクスクリーンプリントは、デザインに使用する色数分の版を製作する必要があります。
当店で1ヶ所にプリントできる最大の色数は6色までのため、フルカラーのイラストや写真は受付ける事が出来ません。
写真画像データを使用したデザイン
当店で1ヶ所にプリントできる最大の色数は6色までのため、カメラで撮ったフルカラー写真原稿をそのままデザイン原稿として使用する事はできません。
背番号のように一枚ごとにデザインが変わるもの
シルクスクリーンプリントではプリントするデザインごとに版を作る必要があります。全体のレイアウトが同じであっても、1ヶ所でも違う箇所があった場合は新しく版を作る必要があるため、背番号のような1枚ごとにデザインが変わるプリントは受付ける事が出来ません。
デザイン原稿の入稿方法について
当店へのデザイン原稿を入稿する場合は下記ような方法があります。
【紙原稿の場合】
- 原稿を当店へ持参する。
- 原稿を郵送で送る。
- 原稿をファクシミリで送信する。
【データ原稿の場合】
- データを記録した記憶媒体(CD-Rなど)を当店へ持参する。
- 記憶媒体(CD-Rなど)にデータを記録して郵送で送する。
- デザインデータをメールで送信する。
当店でお受け出来る入稿データ形式は「イラストレーター」で制作されたデータ、「フォトショップ」で制作されたデータ、JPEGなどの「画像データ」です。
Excel・Wordなどのビジネスソフトで作成されたデザイン原稿は、画像の解像度が低いので、デザイン原稿として使用する場合は修正が必要となります。
メール添付でデザイン入稿する際の注意事項
当店がメールに添付されて正常に受信が出来る最大のデータサイズは10MBまでです。
【ご注意】デザイン原稿データは、お送りいただいた原稿データを確認してから判断させていただく場合がございます。
イラストレーターで作成したデザインを入稿する場合
入稿する際のイラストレーターのバージョンについて
現在、当店で使用しているイラストレーターのバージョンはCS5です。CS5より新しいバージョン(CCおよびCS6)はデータをCS5にダウングレード保存してお送り下さい。CS5より古いバージョンはそのままお送りいただいて問題ありません。
文字は必ずアウトライン化してからお送り下さい

アウトライン化とは、文字データを線画に変換してオブジェクト(図形)に変換することをいいます。
アウトライン化をおこなうとデザインで使用しているフォントが文字データからオブジェクト(図形)情報に変換されます。変換されたフォントは図形として処理されるので、製作に使用したものと違うパソコンで開いた場合でも文字が置き換わることを防ぐことができます。
アウトライン化を忘れた状態でデータ入稿されると、当店のPC内にある他のフォントデータに置き換わってしまいます。そのため、デザイン入稿の際は文字は必ずアウトライン化してからお送り下さい。
デザインを制作する際のカラーモードと色について
原稿データのカラーモードは「CMYK(YMCK)」で制作して下さい。
多色刷り(2色以上の色)のデザインは色分けをしてください
多色刷り(2色以上の色)のデザインは「プリントするデザインの完成図」とは別に、レイヤーを使用して使う色ごとに色分けをおこなって下さい。その際、色分けをおこなったレイヤーの図形(パス)の色を全てCMYK100%の黒で指定しておいてください。
「フィルタ」や「効果」はラスタライズ化してから入稿してください
イラストレーターのバージョンが違うと「フィルタ」や「効果」の表示が変わる場合があるため、デザイン制作時に使用した「フィルタ」や「効果」はラスタライズ化(ラスタライズとは、パスなどの図形をビットマップ画像に変換する処理のこと)してから入稿をお願い致します。
デザイン作成時の線の太さについて
線の太さは紙の原稿と同様に1ミリ(約3pt)以上でお願いします。線の太さが1ミリ以下の細い線は、プリント作業中にインクの目詰まりが発生し線がカスレてしまいます。
デザイン作成時の線の間隔について
線の間隔は紙の原稿と同様に1ミリ以上空けて下さい。線と線の間隔が1ミリ以下の場合、インクが線と線の間に入り込みベタ塗りの状態になってしまいます。
フォトショップで作成したデザインを入稿する場合
入稿する際のフォトショップのバージョンについて
現在、当店で使用しているフォトショップのバージョンはCS5です。CS5より新しいバージョン(CCおよびCS6)はデータをCS5にダウングレード保存してお送り下さい。CS5より古いバージョンはそのままお送りいただいて問題ありません。
フォトショップで入稿される際の画像解像度について

原稿データの解像度が低いとジャギー(イラストや文字の輪郭に階段状のギザギザ)のせいで線が荒れてしまうため、解像度を300dpi/inch以上で原稿を制作して下さい。
文字は必ずラスタライズ化してからお送り下さい。

ラスタライズ化とは、パスなどの図形をビットマップ画像に変換する処理のことをいいます。
ラスタライズ化すると、デザインで使用しているフォントを文字データからオブジェクト(図形)情報に変換されます。変換されたフォントは図形として処理されるので、製作に使用したものと違うパソコンで開いた場合でも文字が置き換わることを防ぐことができます。
ラスタライズ化を忘れた状態でデータ入稿されると、当店のPC内にある他のフォントデータに置き換わってしまいます。そのため、デザイン入稿の際は文字は必ずラスタライズ化してからお送り下さい。
「フィルタ」や「効果」はラスタライズ化してから入稿してください
フォトショップのバージョンが違うと「フィルタ」や「効果」の表示が変わる場合があります。
その為、デザイン制作時に使用した「フィルタ」や「効果」はラスタライズ化(ラスタライズとは、パスなどの図形をビットマップ画像に変換する処理のこと)してから入稿をお願い致します。
デザインを制作する際のカラーモードについて
原稿データのカラーモードは「CMYK(YMCK)」で制作して下さい。
多色刷り(2色以上の色)のデザインは色分けをしてください
多色刷り(2色以上の色)のデザイン原稿は「プリントするデザインの完成図」とは別に、レイヤーを使用して使う色ごとに色分けをおこなって下さい。その際、色分けをおこなったレイヤーの図形(パス)の色を全てCMYK100%の黒で指定しておいてください。
デザイン原稿を画像データで入稿する場合

お送りいただいた画像データの解像度が低いとジャギー(イラストや文字の輪郭に階段状のギザギザ)のせいで線が荒れてしまい綺麗な線が出ないため、解像度を300dpi/inch以上でお送り下さい。
その他のソフトで作ったデータについて
Excel・Wordなどのビジネスソフトで作成したデザイン原稿は、原稿の解像度が低いのでそのままの状態だとキレイで滑らかな線が出せません。
そのため、そのデータをデザイン原稿として使用する場合は、キレイで滑らかな線にするためにイラストレーターで原稿をトレースして作り直すなどの作業が必要となります。デザインの修正や作り換えの作業には追加料金が必要となりますが承りますのでご相談下さい。
インクについて
当店では、耐摩耗性のあるラバータイプインクを使用してプリントします。
生地の表面にインクをのせるので、生地の色の影響を受けにくくキレイにプリント出来ます。
プリントするインクの色指定方法について
当店のインクの色指定方法は下記のものがあります。
- 当店のインクの色見本帳から選んで指定する方法。
- 市販のお菓子の箱などの紙の印刷物で指定する方法。
1.紙の印刷物でインクの色指定をおこなう場合
電話、メールなどでプリントするインクの色のイメージを伝える最も確実な手段は、プリントしたいインクの色を市販のお菓子の箱などの紙の印刷物(新聞や雑誌は不可。ビニールの包装袋は不可。)から探して決める方法です。
- 紙の印刷物の切れ端を郵送で送り指定する場合は、送られてきた切れ端の色を見て当店でインクの色見本帳から選んでプリントする事になります。なお、指定いただいた色に近い色が無い場合はご連絡いたします。
- コンビニなどで入手しやすい商品のパッケージなどの印刷物(お菓子の箱やタバコの箱など)で色をご連絡ください。その商品を入手して色見本帳から似た色を選んでプリントします。
2.PANTONEやDICなどのカラーガイドでの指定について
PANTONEやDICなどのカラーガイドを利用した色指定は下記の理由でお受けしかねます。
- PANTONEやDICなどのカラーガイドにはさまざまな種類があり、指定に使用されたものと同じものを持っていないと正確な色味が判らないため。(改訂されると色が変更される場合があるため)
- カラーガイドにはウェアプリント用のインクでは表現出来ない発色・色味・濃淡の違いの色が多く掲載されているため。
- 生地の色によってプリントするインクの見え方が変わるため、指定の色味と見え方が異なってしまう場合があるため。
衣類への印刷は紙の印刷物と違い、生地の色との組み合わせによってインクの見え方が大きく変わるパターンが多くありますので、使用しているカラーガイドをご持参いただいてインクの色見本帳からお選びいただく事を当店ではオススメしております。
口答でのインクの色指定について
当店では白と黒以外のインクの色は口答での指定を受付けておりません。
理由は、インクの色の見え方や感じ方が人それぞれ全く異なるためです。そのため、下記の理由で白と黒以外のインクの色指定を電話およびメールでの色指定はお受けしかねます。

白以外の色は、明度、彩度などの違いで色味を変化させています。茶色に限定しても明度・彩度などの違いで色が無数にあるため、口答や文章ではお客様がプリントに使用したい色を正確に色味を伝える事はできません。
また、「明るい茶色」など形容詞をつけて表現しても、人それぞれ色を見て感じる印象が異なるため、お客様がどの「明るい茶色」をイメージしているのか正確に把握する事はできません。
以上の理由から当店では、お客様にインクの色見本帳から選んで指定いただくか、紙の印刷物でプリントしたい色の指示をするかの2通りの方法でインクの色指定をお願いしております。
ポリエステル生地のブリード(昇華移染)現象について
オリジナルプリントではインクをプリントした後、インクを乾燥させるために熱処理を行います。
素材が「ポリエステル100%」の商品はインクの定着、乾燥のため熱処理の過程で商品の染料が溶け出し、プリントしたインクの色を徐々に変色させてしまいます。この現象の事をブリード(昇華移染)現象といいます。
サイト上の商品ページにはブリード(昇華移染)を起こしにくい商品のみを掲載しておりますが、生地とインクの組み合わせによってはブリード(昇華移染)が起こす場合があります。ブリード(昇華移染)を起こす可能性のある組み合わせの場合はお客様へご連絡をいたします。